日本産業衛生学会関東地方会
平成27年度事業報告
平成28年度関東地方会総会にて承認

関東地方会平成27年度事業報告

Ⅰ. 平成27年度総会・第269回例会・第1回拡大幹事会
当番幹事:与五沢真吾(東京慈恵会医科大学)、開催期日:2015年5月9日(土)
場所:東京慈恵会医科大学1号館 中央講堂 (総会・例会) 6階講堂 (幹事会)、参加人数:231名
【シンポジウム】
「多職種連携を通した産業保健活動」
 座長:能川和浩 (千葉大学大学院医学研究院環境労働衛生学)
    与五沢真吾 (東京慈恵会医科大学環境保健医学)
1. 産業医の立場から:「戦略的な産業保健活動の一例〜人事・健康保険組合との連携から〜」
 西埜植規秀 (ライオン株式会社・産業医)
2. 看護の立場から:「私のスキルアップと多職種連携について」
 大木麻里子 (パナソニック健康保険組合・保健師)
3. メンタルヘルスの専門職の立場から:「産業保健職の連携と対応の質の向上をめざして〜メンタルヘルス領域から〜」
 小林由佳 (本田技研工業株式会社・臨床心理士)
4. 栄養士の立場から:「健診機関における管理栄養士の取り組み」
 鶴田浩子 (東京都予防医学協会・管理栄養士)
5. 理工系技術者の立場から:「理工系技術者の立場から考える多職種連携」
 吉江幸子 (鉄道総合技術研究所・理工系技術者)
6. 歯科の立場から:「産業歯科保健を担う若手会員を増やすために」
 大山 篤 (株式会社神戸製鋼所東京本社・歯科医)
7. 衛生管理者の立場から:「多職種連携を通して若手を増やすには〜システムの構築〜」
 飯田裕貴子 (労働科学研究所・衛生工学衛生管理者)
【教育講演1】
「第12次労働災害防止計画?中間年を迎えて」
 角田 透 (杏林大学医学部衛生学公衆衛生学教室)
【教育講演2】
「職場のストレスチェック?運用上の留意点」
 泉 陽子 (厚生労働省労働基準局安全衛生部労働衛生課)

Ⅱ. 第270回例会 (一泊)及び・第59回見学会・第2回幹事会
当番幹事:松崎一葉 (筑波大学医学医療系産業精神医学・宇宙医学グループ)
テーマ:発達障害特性とメンタルヘルス活動の実際、開催期日:2015年9月4日(金)・5日(土)
場所:筑波大学健康医科学イノベーション棟8階講堂 (例会) 1階105号室 (幹事会)
<9月4日(金) (1日目)>
【見学会】参加人数:67名
場所:国立研究開発法人 農業・食品産業技術総合研究機構(NARO) (茨城県つくば市)
①果樹研究所②畜産草地研究所③農村工学研究所
【例会・基調講演「メンタルヘルス対策」】 参加人数 91名
座長:柳澤裕之 (東京慈恵会医科大学医学部)
「職場におけるイマドキの若者との付き合い方」 斎藤 環(筑波大学医学医療系)
<9月5日(土) (2日目)>
【例会・講演会「職域における発達障害特性とヒューマンエラー」】 参加人数:116名
座長:松崎一葉(筑波大学医学医療系)
①「発達障害特性の理解と周囲の対応」 宮本信也 (筑波大学人間系)
②「ヒューマンエラーと発達障害」 岡 耕平 (滋慶医療科学大学院大学)
【特別講演】
「改正労働安全衛生法に基づくストレスチェック制度について」
 諸岡信裕 (茨城県医師会副会長)

Ⅲ. 第271回例会・第3回幹事会
当番幹事:武林 亨 (慶應義塾大学医学部)、開催期日:2015年12月12日(土)
会場:慶應義塾大学信濃町キャンパス 北里講堂 (例会) 予防医学校舎3階 予防講堂 (幹事会)、参加人数:156名
【プログラム】
1. 一般定期健康診断項目の見直しを巡って 座長:大久保靖司 (東京大学環境安全本部)
(1)「疾病予防の観点から〜診療ガイドラインの精査および疫学文献レビューからみた健診項目の有用性」
 岡村智教 (慶應義塾大学医学部衛生学公衆衛生学)
(2)「適正配置の観点から〜健診項目の活用に関する産業衛生専門医へのコンセンサス調査」
 立道昌幸 (東海大学医学部公衆衛生学)
(3)「総合討論」 高山 啓 (厚生労働省健康局がん対策・健康増進課)
2. 近未来の産業衛生分野の研究と実践
(1)「派遣労働者の健康管理―現状・課題・展望―」
コーディネータ・ファシリテータ:佐藤裕司 (富士通㈱海外勤務者健康推進センター)
演者:大崎陽平(ヘルスデザイン株式会社)
(2)「研究・教育界における不安定雇用 非常勤講師の生活と健康」
コーディネータ・ファシリテータ:井上まり子 (帝京大学大学院公衆衛生学研究科)
演者:鶴ヶ野しのぶ (電気通信大学保健管理センター)
(3)「インジウム曝露濃度 (環境濃度と生物学的モニタリング) から見えること」
コーディネータ:中野真規子 (慶應義塾大学医学部衛生学公衆衛生学)
ファシリテータ:橋本晴男 (東京工業大学)
演者1:宮内博幸 (産業保健協会)
演者2:衛藤憲人 (東海大学工学部)
(4)「産業医活動をしながらの研究活動」
コーディネータ・ファシリテータ:島津明人 (東京大学医学研究科)、江口 尚 (北里大学医学部公衆衛生学)
演者1:西浦千尋 (東京ガス㈱)
演者2:江口 尚 (北里大学医学部公衆衛生学)
(5)「産業看護職のキャリア形成?実践と研究の両立を目指したキャリア形成の体現」
コーディネータ・ファシリテータ:中野愛子 (㈱日立製作所)
演者1:下山満理 (㈱富士通システムズ)
演者2:帆苅なおみ (㈱サンデン)

Ⅳ. 第272回例会・第4回幹事会
当番幹事:福本正勝 (福祉プラザさくら川)、開催期日:2016年2月20日(土)
会場:東京慈恵会医科大学 1号館3階講堂 (例会) 1号館5階講堂 (幹事会)、参加人数:226名
【プログラム】ストレスチェックの実践
1.「ストレスチェック総論」 西埜植規秀 (にしのうえ産業医事務所)
2.「ストレスチェックの事例より」 深澤健二 (㈱アドバンテッジ)
3.「ストレスチェック〜法的側面から」
 増田将史 (イオン㈱グループ人事部 イオングループ総括産業医)
4.質疑・討論「ストレスチェック実践のためのポイント」
 西埜植規秀、深澤健二、増田将史他

Ⅴ. 関東産業医部会研修会
・第20回海外勤務者健康管理研修会 (主催:海外勤務者健康管理全国協議会、共催:東京産業保健総合支援センター、日本産業衛生学会関東産業医部会)
開催日:2015年8月8日、場所:東京医科大学病院 6F 臨床講堂、参加者数:48名
基調講演 「デング熱〜世界の状況と感染予防策」
 高崎 智彦 (国立感染症研究所ウイルス第一部第2室)
 座長:濱田 篤郎 (東京医科大学病院 渡航者医療センター)
シンポジウム「海外出張業務の内在リスクに関する裁判例の示唆について〜失敗学から得られる予防措置〜」
 三柴丈典 (近畿大学法学部)
追加発言「海外出張者の健康管理対策の現状」
 栗田 直 (東京医科大学病院 渡航者医療センター)
 座長:久保田 昌詞 ((独)労働者健康福祉機構 大阪労災病院治療就労両立支援センター)
・蒲田医師会産業医研修会 (主催:蒲田医師会、共催:日本産業衛生学会関東産業医部会)
開催日:2015年11月26日、場所:株式会社JALエンジニアリング 参加者;48名
内容「職場巡視の手法を身につける 〜航空機機体整備上における労働・作業環境の見学」
JALエンジニアリング産業医 (産業保健) 内田俊彦先生
JALエンジニアリング安全衛生部マネージャー 富吉裕之先生
・第272回例会 → Ⅳ.に記載

Ⅵ. 関東産業看護部会研修会
・平成27年度関東産業看護部会研修会「実務に役立つストレスチェック制度スキルアップ講座」
開催日:2015年10月17日、場所:東京工科大学蒲田キャンパス、参加者:23名
「ストレスチェックの実施プログラムソフトの紹介と活用方法」
 門脇健太郎 (総合健康推進財団)
「ストレスチェック制度の概要と個人フォローについて」
 五十嵐千代 (東京工科大学)
「ストレスチェック制度と集団分析・職場環境改善について」
 吉川悦子 (東京有明医療大学)
「先駆的導入企業事例紹介」 中野愛子 (日立製作所)

Ⅶ. 関東産業衛生技術部会研修会
・第36回関東産業衛生技術部会研修会「農薬用保護マスク研究会30周年記念講演」
開催日:2015年8月5日、場所:十文字中学・高校講堂 (1階多目的ホール)、参加者:150名
「農薬散布作業における農薬曝露と対策」
 木村菊二 ((公財)労働科学研究所)
「農薬登録における農薬の使用時安全性評価の歴史」
 早川泰弘 ((独)農林水産消費安全技術センター)
「農薬散布時の労働衛生保護具の適正使用について」
 田中 茂 (十文字学園女子大学大学院)
・第37回関東産業衛生技術部会研修会「『個人ばく露測定のガイドライン』と化学物質のリスクアセスメントへの活用」
開催日:2015年10月9日、場所:慶應義塾大学医学部新教育研究棟4階講堂、参加者:40名
「「個人ばく露測定のガイドライン」の概要とリスクアセスメントへの活用」
 橋本晴男 (東京工業大学)
「「個人ばく露測定ガイドライン」の詳細と特徴」
 山田憲一 (中災防労働衛生調査分析センター)
「個人ばく露測定と簡易測定のリスクアセスメントへの活用事例」
 中原浩彦 (東燃ゼネラル石油㈱)
・第38回関東産業衛生技術部会研修会 (共催:日本産業衛生学会産業栄養研究会)「食品機能成分と生活習慣病」
開催日:2015年10月31日、場所:十文字学園女子大学8411教室、参加者:100名
「生活習慣病促進要因としての亜鉛欠乏症」 
 澤裕之 (東京慈恵会医科大学医学部環境保健医学)
「食品成分によるがん予防の可能性」
 与五沢真吾 (東京慈恵会医科大学医学部環境保健医学)
「時間栄養学を含めて ポリフェノール等の機能性成分による生活習慣病予防について」
 小堀真珠子 (農業・食品産業技術総合研究機構 食品総合研究所)
「茶カテキン・クロロゲン酸の機能性と食生活研究」
 吉本弥生 (花王㈱ヘルスケア食品研究所)

Ⅷ. 関東産業歯科保健部会
・平成27年度産業歯科保健部会後期・関東産業歯科保健部会合同研修会「企業特性にあわせた口腔保健活動の展開」
開催日:2016年2月27日、場所:東京医科歯科大学7号館2階歯学科第3講義室、参加者:37名
座長:森 智恵子 (日立製作所京浜地区産業医療統括センタ)
「総合病院に併設した健診センターでの継続した歯科健診から見えること」
 田中裕子 (牧田総合病院歯科・口腔外科)
「健康保険組合が取り組む予防歯科の展開」
 加藤 元 (日本アイ・ビー・エム健康保険組合・予防歯科)
「歯科健診機関の取り組み事例」
 小山圭子 (日本口腔保健協会保健事業部)

Ⅸ. 関東地方会ニュース編集委員会
・関東地方会ニュース第32号および第33号を発行した。
以上