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ごあいさつ


日本産業衛生学会関東地方会
会長 柳澤 裕之
 日本産業衛生学会は、会員数が7,000名を超える大規模な学術団体で、その中で関東地方会は約3,300名の会員を有し、9地方会の中で最も規模の大きい学術集団です。日本産業衛生学会関東地方会は、1935年(昭和10年)に日本産業衛生協会の社団法人化に伴って発足し、約80年の歴史があります。当初、日本産業衛生協会は500名にも満たない小規模な団体で、関東地方会にあっては僅か100名にも満たない集団でした。現在、関東地方会は、医師、歯科医師、保健師、看護師、労働安全/衛生コンサルタント、技術者、管理栄養士/栄養士、人事担当者など多数の職種で構成され、「働く人の健康増進、労働災害の予防(防止)、産業衛生に関連する諸制度の医学的基準」などの学術研究や現場での実践活動/研究に精力的に取り組んでいる学術集団です。

 近年、労働環境は目まぐるしく変化する一方で新たな産業中毒が発生しております。そのような環境の変化や新しい中毒事例に対して迅速に対応し、原因の究明、対応策、改善策、予防策を講じるためには、様々な職種の方々がお互いに連携し協力し合う体制が必要です。歴代の関東地方会長を中心に会員の皆様が作り上げてきたこの関東地方会をさらに発展させていくために、今後ともご協力の程、宜しくお願い申し上げます。

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